「留学したいけれど、貯金がいくらあれば行けるのか分からない」——これは、ビクトリアへの留学・ワーホリを考える方からよく聞く悩みです。この記事では、学費・住居費・生活費・ビザ関連費用を項目ごとに整理し、期間別のシミュレーションもご紹介します。

金額はいずれも執筆時点(2026年8月)の目安です。学費や家賃は変動するため、渡航前に必ず最新情報を確認してください。

費用の内訳(全体像)

ビクトリアでの留学・ワーホリにかかる費用は、大きく次の5項目に分けられます。

  • 渡航費(航空券・海外留学保険)
  • 語学学校の学費(留学の場合)
  • 住居費(家賃)
  • 生活費(食費・交通費・通信費など)
  • ビザ関連費用(申請手数料など)

それぞれの相場を見ていきます。

語学学校の費用相場

ビクトリアの主要語学学校4校の学費の目安は、次のとおりです(詳しい特徴の比較はビクトリアの語学学校を徹底比較をご覧ください)。

学校学費の目安
Global Village Victoria公式サイトで要確認
inlingua Victoria375カナダドル前後(2024年時点)
UVic ELC(ELPI)12週4,680カナダドル+申込金150カナダドル(2026年時点)
Camosun College ELD1学期上限6,070カナダドル(2026年時点)

大学附属のUVic ELCやCamosun Collegeは、私立校に比べて学費が高めに設定されている傾向があります。目的と予算のバランスを見て選ぶことが大切です。

住居費の相場

学生・ワーホリ滞在者の住まいとして一般的なのは、シェアハウスの個室です。ビクトリアでは、月750〜1,200カナダドル程度が相場です(設備や立地による差が大きいため、幅を持って見ておくとよいでしょう)。

ビクトリアのクラシックなアパートメント

なお、ビクトリア全体の家賃相場(全物件タイプの平均)は月2,085カナダドル(2026年8月時点)です。シェアハウスの個室はこれよりかなり抑えられることが分かります。

生活費の目安

食費・交通費などの生活費は、自炊中心か外食中心かによって大きく変わります。

  • 食費(自炊中心):月350〜450カナダドル程度
  • 交通費(BC Transit月間パス):月85カナダドル
  • 通信費・娯楽費など雑費:月150〜250カナダドル程度

これらを合計すると、家賃を除いた生活費は月600〜900カナダドル程度が一つの目安になります。外食が多い方は、この上限をさらに超えることもあるでしょう。

ビクトリアの市街を走るバス

ビザ・渡航関連費用

ワーキングホリデービザ(IEC)を利用する場合、IEC参加費184.75カナダドル、オープンワークパーミット申請料100カナダドル、生体認証費85カナダドルを合わせた合計369.75カナダドルがかかります(生体認証は初回申請者は原則必須)。取得できるオープンワークパーミットの有効期間は日本国籍者の場合、最長1年(12ヶ月)です。留学ビザ(Study Permit)の場合は手数料体系が異なるため、渡航目的に応じて確認が必要です。

このほか、往復航空券(時期により変動しますが目安として1,300〜1,800カナダドル程度)と、渡航期間に応じた海外留学保険の費用も見込んでおく必要があります。

ケース別シミュレーション

期間別に、おおよその総額イメージを示します。あくまで目安であり、学校選びや生活スタイルによって上下します。日本円換算は1CAD=115円(2026年8月時点の目安レート)で計算していますが、為替相場は変動するため参考程度にご覧ください。

3ヶ月・語学留学の場合

  • 学費(inlingua、12週想定):約4,700カナダドル
  • 住居費(月1,000カナダドル×3ヶ月):約3,000カナダドル
  • 生活費(月700カナダドル×3ヶ月):約2,100カナダドル
  • 渡航費・保険:約1,800カナダドル
  • 合計目安:約11,600カナダドル(1CAD=115円換算で約133万円

6ヶ月・ワーホリの場合

ワーホリは現地で収入を得ることが前提になるため、渡航時に必要なのは当面の生活が軌道に乗るまでの資金です。

  • 当面の住居費・生活費(月1,700カナダドル×2〜3ヶ月分の余裕資金):約3,400〜5,100カナダドル
  • ビザ関連費用:369.75カナダドル
  • 渡航費・保険:約1,800カナダドル
  • 合計目安:約5,600〜7,300カナダドル(1CAD=115円換算で約64万〜84万円、就労開始までの期間による)

1年・留学+ワーホリを組み合わせる場合

語学学校に数ヶ月通ってからワーホリに切り替えるようなケースでは、学費の分だけ上記より費用がかさみます。学校選びによって差が大きいため、25,000〜35,000カナダドル程度(1CAD=115円換算で約288万〜403万円)を一つの目安として資金計画を立てるとよいでしょう。

費用を抑える工夫

  • オフシーズン(冬期)の渡航を検討する:航空券が比較的安くなる時期があります。ただしワーホリの場合、冬場は観光需要の落ち込みで求人も減る傾向があるため、渡航直後の就労計画との兼ね合いには注意が必要です。
  • 長期滞在の学費割引を活用する:多くの語学学校は、長期契約で週あたりの学費が下がります
  • シェアハウスの初期費用や設備を事前に確認する:家具付きかどうかで初期費用が大きく変わります
  • ワーホリと語学留学の組み合わせを検討する:先に短期で学校に通い、その後ワーホリで就労するという順番も選択肢になります

まとめ

ビクトリアでの留学・ワーホリにかかる費用は、学校選びや滞在スタイルによって大きく変わります。この記事の金額はあくまで目安ですが、渡航費・学費・住居費・生活費・ビザ関連費用という5つの項目に分けて考えれば、資金計画は立てやすくなるはずです。無理のない予算で、納得のいく準備を進めていただければと思います。